ミニトルソー　レシピ２

★　ミニトルソー　レシピ２　★

	「旗スタンド」を用意します。使うのはこの２点。
	スタンドの棒の頭の部分が邪魔なので切り取ります。写真の小さいニッパーでしばらく頑張ると切れました。私が切った（折れた？）ときは、切り落とした部分が反動で飛んで行ったので、周りに注意して行ってください。切った断面はきれいでなくてもOKです。隠れてしまう場所なので。
	このあたりで少し疲れてきたんじゃないですか？一度スタンドにトルソー部分をセットしてみましょう。こんな感じ。うん、いい感じに出来上がりそうです。トルソーの雰囲気が出てきました。少しやる気が出てきました。では、続きをがんばりましょう。
	スタンドの棒にトルソーを固定していきます。マリーちゃんの体は押すとペコペコするほど薄っぺらいので、補強のために綿をつめます。細い棒などがあると作業しやすいです。まずは上半身に棒を刺してから、棒の周りに綿をつめていきます。胸のふくらみの部分も忘れず詰めましょう。腰回りは下腹部の差し込み分の余裕を開けておきます。しっかり詰めたら、２液接着剤を使って下腹部と接合します。
	上半身と下腹部を接着したら、下腹部の腰回りにも綿をつめます。両脚をはめ込むので、下の方まで詰めるとうまくはまらなくなります。同様に２液ボンドで両脚を付けます。最初に印をつけた延長線がずれないように確認しましょう。ボンドが乾いたら、両脚にも綿をつめます。下腹部の下の方にも隙間があると思うので綿を足しておきましょう。
	ボディラインを修正していきます。マリーちゃんはボン・キュッ・ボンすぎるので、ウエストをもう少し太くします。「俺はナイスバディのトルソーがいいんだZE☆」って人も、諦めてください。ウエストが細すぎると、後で布を張ったときに布が大きくつるので防止のためです。股下の部分のへこみ（両脚の間）も修正しなければいけません。前面は写真の３か所に両面テープをはってください。
	後ろ側は４か所。ウエストラインの上下とお尻の下、分かりにくいですがスタンドの棒にも貼ってあります。
	キルト芯と綿を貼っていきます。ウエストにはキルト芯を二つ折りにしたものを両面テープで一重巻きに貼ります。キルト芯は適当にカットしてください。股下には綿をしっかり目に丸めたものを貼ります。今はもっさりしていますが、後で押さえるので気にしなくていいです。アンダーヘアみたい・・・とか思った人は要反省。私は反省しました。こんな作業してるところ、絶対人には見られたくありません。
	背面側です。お尻の下にも綿を丸めたものを貼ります。
	次に体全体をキルト芯で巻きます。ボディ全体に適当にボンドを塗って（写真では白く濃く映っている部分がボンドを塗ったところ）、キルト芯をくるりと一重に巻きます。まず残りのキルト芯を広げ、その中心にうつ伏せにボディを置くとよいです。ウエスト部分でキルト芯をキュッとつまみあげ、続いて背中とお尻の後ろでつまみます。あまったキルト芯は後ろ中心線でカットします。キルト芯は重ならないようにカットできればいいですが、多少重なっているところがあったり薄いところがあってもしても大丈夫です。
	フローラテープを巻いていきます。フローラテープは軽く引っ張って伸ばしながら巻くことで接着力が出ます。２回に分けて巻きます。まずはウエストから下。キルト芯を固定するように、ウエストで１回半ほどまいたら、ずらしながらボディの裾まで巻き下ろしましょう。次はウエストから上に。胸のところはクロスするように巻くとよいです。腕の穴がふさがるように、肩の上ギリギリまで巻きます。最後は２周重ねて巻きます。巻き終わりが剥がれてくるときはボンドでとめます。両脚の間の綿が飛び出てくると思うので、押し込んでおきましょう。フローラテープで巻いた部分から余分にはみ出ているキルト芯は切り落とします。
	いよいよ布を貼っていきます。布をカットします。大きさは写真を参考にしてください。柄の出方を気にされる場合は、このときに考慮しましょう。まずは背面側から貼ります。ボディの後ろ半分（背面）にボンドを塗ります。今度はボンドを指で伸ばして丁寧に薄く塗りましょう。塗れたら写真のように仰向けで布の上に置きます。
	縦のライン（後ろ中心線）を最初に抑えます。ウエスト後ろ中心から首の根元、ウエスト後ろ中心からお尻の真下へ。次に横のライン。ウエスト後ろ中心からウエスト両サイドへ。おしりと背中も、それぞれの中心から横方向に指を滑らせて貼るときれいに貼れます。写真のようになりましたか？
	問題は肩の部分です。ここまでうまく貼れていれば、肩の部分は写真のように布が余っていると思います。
	余っている布をこのようにつまんで・・・、
	前に倒します。ボンドで固定してください。できれば布が重なるのが肩山より前になるようにすると、仕上がりがより綺麗になります。
	首周りも布を張り付けましょう。このようにきれいなシルエットが見えてきました。
	仰向けにしてみました。たぶんウエストの周辺の布がつれていると思います。体の側線（体の横側、肩山と脇腹を結ぶライン）を超えないように切り込みを入れてやると落ち着きます。
	余分な布をカットします。写真のような感じで、体の側線より１センチほど前面にはみ出たところで切り落とします。そんなに正確じゃなくてもよいですが、側線より背面側にはならないように気を付けてください。浮いている布もきちんとボンドで貼り付けます。あともう少し。がんばりましょう。

レシピ３へつづく

材料・道具／レシピ１／２／３

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