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★ ご注意 ★

畏れ多くも古文さっぱりの私が、
源氏物語を古文のまま読んでいこうと思います。
無謀この上ない。

なんで原文のまま読んでいくのかって言うと、
その方が雅な感じだから。

そんなわけで、長ーい源氏物語のストーリーを忘れないための自分的メモ。
絶対に正しく現代語に訳せていない自信があるので、ご了承ください。
辞書を片手に源氏物語のストーリーをなんとな〜く理解しているだけであって、
原文に対して忠実なニュアンスの現代語訳をつけるというのは無理無理無理すぐる。

けれどもそんな私にさえ、源氏物語はおもしろく魅力のあるお話です。
その辺を事情を踏まえた上で、生暖か〜い目で見守ってやってくださいまし。

さて、このたび現代語に訳すにあたり、私なりのルールを決めました。
源氏物語の有名な書き出しを例に説明しておきます。


(原文)

いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひける中に、
いとやむごとなき際にはあらぬが、優れて時めきたまふありけり。

(一般的な現代語訳)

いつの御世のことでしたでしょうか、
女御や更衣が数多くお仕えしておられる中に、
そんなに高貴な身分ではありませんが、
帝のご寵愛を一身にお受けの方がいらっしゃいました。

(私の現代語訳)

いつ頃のことでしたでしょうか、
京都平安の都が栄えた頃のお話でございます(※1)。
時の帝には多くのお后様がいらっしゃいました。
ひと口に<お后様>と申しましても、やはりそれぞれに位というものがございまして、
正妻である中宮様、それに次ぐ女御様たち、
そしてそれより低い身分の更衣様たちと様々でございました(※2)。
そんな大勢のお后様たちの中に、それほど高貴な身分ではございませんが、
帝のご寵愛を一身にお受けの方がいらっしゃいました。


 お分かりいただけたと思いますが、
古典や歴史がさっぱりな私が後々目を通しても辞書をひくことなく、
理解できるよう訳しています。

1.文章は短く区切りました。
2.一般的な解釈(源氏物語の作者 紫式部は平安時代中期の人です)を加筆(※1)
3.語句の説明を文中に加筆(※2)。
4.原文のままでは現代人には理解しにくいと判断したときには、
  私の解釈を文中に差し込み。
5.原文が大きく前後することのないよう配慮。
6.紫式部の意図が感じられるような文章は、
  可能な範囲でそのニュアンスを伝えられるよう努力するつもりです。
  例えばこの上の文中のご寵愛深き后というのは桐壺の更衣という方なのですが、
  その固有名詞は原文ではなかなか登場しません。
  私もそれに従い、原文で<桐壺の更衣>という固有名詞が登場するまでは
  現代語訳にも登場させないつもりです。

 あ、私、文才無いから。訳がしょぼしょぼです、、、そのへんは、まぁ、ね。


追記:現在のところ「桐壷」以降を訳す予定はございません。時間がない。



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